小中学生の給食事情

最近の小中学生の給食事情は私が給食を食べていた頃と比べて変化しているようです。

具体的にはまず内容。
最近の給食はめっぽう豪華らしいですね。ステーキとか余裕で出ちゃうみたい。
もっと郷土料理とか大切にしてほしいのですが今回はちょっと別の話なのでこの辺で割愛。

問題は分量。今の小中学生の給食ってやたら少ないんです。
一食300円足らずの食事ではあるのですがそれにしても一品一品の量が少ないうえ、
ご飯モノの量の圧倒的少なさには驚かされます。
私が小学生高学年とか中学生の頃なんてオカズに関してはまだしもご飯の量が圧倒的に多かったように思います。
唯一私の頃より量が多かったのは牛乳ぐらい、という……。
(ちなみにこのサンプルは給食を校内の給食室で作っている学校のものです。給食センターの現状は少し違うのかもしれません)

しかしそれより驚いたのは作られた給食の約半分が残飯として返却されていったことです。
昔ならクラスに一人や二人ぐらい残飯処理係であるかのように食いまくる男子や女子がいたのですが
せいぜいミカンとかバナナとかデザートの類程度しかお代わりされず、中にはおかず一皿丸々残しているような人まで出るのです。
見たところ特に嫌いなモノが入っているから、とかではない模様。

そんなに今の子供ってモノ食べませんか。家でもそんな感じなのでしょうか。
少ししか食べないで後半戦の授業を乗り切れているのでしょうか。
もしかしたら現代の子供が落ち着いて授業受けられない原因の一端がここにあるのかも、などと思ってしまいます。
そうでないにしても昼飯をあまりとらないのは育ち盛りの小中学生にとっていいことではないと思います。

そこで原因を考えてみたのですが今の子供たちにとって給食の時間が短すぎるのでは、という点が真っ先に思いつきます。
大体中学校のお昼の時間は30分〜40分。小学校はもう少し長めかな。
これだけみれば十分、と思うかもしれませんがこの中には給食の準備をし、配膳する時間も含まれます。
結果給食を食べる時間はよくて15分、場合によっては10分となってしまうのです。
10分や15分で落ち着いて食事ができるわけもなく、満足いくまで食べられずに残してしまう、という流れがまず生まれ、
その積み重ねで昼飯はあまり食べない、という生活習慣が生まれてきたのでは。
何にせよ、今の学校教育ってどこか問題あるんじゃないでしょうか。これでは時間が無さ過ぎませんか。

給食も学校指導の一部です。指導要領ナドナドにもそう書いてあります。
どうもその辺り疎かにされてしまっているようにも思えます。

あと小中学生の皆さん、給食は残さず食べましょう。
私は小学校時代の体調悪かった一度、あとどうしても食べられなかったみそピーナッツが出たとき以外は
残さず給食を食べました。ちなみにその当時はさほど大食いではありませんでしたので皆にもできるはず。

って小中学生はこんなトコ見てないか。

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