CABって良いと思いませんか?

今回は圧縮形式のお話です。よって圧縮ってなんじゃい!って方は読んでもご理解頂けないと思います。
予めご了承願います。

さて、日本では一般的な圧縮形式といえば拡張子がLZHなアレですね。
あとはZIPなんかも頻繁に使われているようです。
BM界ではその圧縮率の高さからRARが使われるケースも増えてきています。

そんな今だからこそCAB(キャビネット)なのです。
いくらファイル数制限があっても、いくら圧縮が遅かろうと、時代はCABなのです。


では何が良いのか。
試しに圧縮率と圧縮・解凍速度を測ってみました。
試しに使ったのは、画面端限定。でお馴染みのフミさんの音セット1です。

★ちなみに元のファイルサイズは2.33MB、ファイル数は244個で
うち243個はwaveサウンド、あとの一個がテキスト文書です。
★解凍はすべてRarUtyで行いました。
またタイムは手動計測の為、1秒未満の値は参考になりませんのであしからず。
★今回調べたのはLZH、ZIP、CAB、TAR、TGZ、TAR-GZ、TAR-BZ2、RAR、SolidRARです。


ではまずファイルのサイズです。
トップはなんとTAR-BZ2でした。822KBになりました。
次が件のCAB、901KB。
次がSolidRAR、984KB。
以下、TAR-GZ(1.02MB)、RAR(1.08MB)、LZH(1.11MB)、ZIP(1.13MB)、
そして最後がTAR(2.50MB、未圧縮なので当たり前)となりました。
ファイル内容にもよりますが、CABはRARにも勝ちうるのです。

次に圧縮時間です。
ダントツで一番速かったのは未圧縮のTAR(2秒63)でした。
あとは順にZIP(5"49)、TAR-GZ(6"13)、TAR-BZ2(8"00)、LZH(8"98)、
RAR(10"42)、CAB(16"55)、SolidRAR(17"37)となりました。
CABは圧縮は遅いことが分かります。

最後に解凍時間です。
これもトップは当然未圧縮のTAR(1秒82)です。
あとは順にCAB(2"16)、TAR-GZ(2"45)、ZIP(3"23)、LZH(3"79)、
SolidRAR(3"87)、TAR-BZ2(4"23)、RAR(5"74)となりました。
CABは解凍が速いのです。


ここまですっ飛ばしてきましたが、まとめです。
CABの魅力は、時にはRARをも凌ぐこともあるその圧縮率の良さと
他の追随を許さない解凍の速さなのです。

受け取ったデータがすばやく解凍されると嬉しいと思いませんか?
そんな貴方の夢を叶えるCAB。
画像が入っていないBM曲データなどはもしかしたらRARよりも
容量軽くなるかもしれない可能性を秘めたCAB。
フリーウェアで簡単に作れるCAB。
自己解凍もOKなCAB。
Lhasaで解凍できないものの、結構便利なのでは?
貴方も是非使ってみませんか?

書庫log indexへ
書庫 indexへ
To Root...