圧縮って何ですか?(滅

厳密には圧縮には「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」の2種類があるのですが、
特に気にしなくても困ることはあまりありません。

ネット初心者が最初に躓くであろうポイント。
それが圧縮・解凍って何?ということです。

ネットをやっているとおのずから聞くことになるであろう「圧縮」という言葉。
ファイルをダウンロードしてみると大抵は圧縮という処理がされています。
しかもその大半がそのままでは使えないというのですから大変です。
大慌て必須です。

そんな事が無い様、ここで圧縮・解凍についての基礎知識を覚えてしまいましょう。


★圧縮・解凍とはどういうことか
字的な意味は、圧縮がファイルに圧力をかけて凝縮する事、
そして解凍はファイルを元に戻す事、ということになります。
それでは全然分からないと思いますので例をあげます。

通販でよく見かける布団を圧縮するアレを想像してください。
そう、袋の中に布団を入れて掃除機で空気吸い取って小さくするアレです。
掃除機と圧縮袋が圧縮する為のソフトに当たります。
布団が圧縮されるファイルです。
では簡単に圧縮を体験。
布団を袋に入れます。そして掃除機をセットし、スイッチポン!で圧縮完了。
あとは袋を閉じて完成です。どうです、かさばる布団がこんなに小さくなりました。
奥さん、これを機に一つどうですか?今ならお徳ですよ。

…とまあ冗談はこれくらいにして。圧縮の流れとは大体こんなものでしょうか。
多分厳密にはもっと複雑なことをやっているとは思いますが、
これで圧縮とはどういうものか分かってもらえたと思います。

この例を用いると、圧縮したファイルが解凍しなければ使えないのも
納得してもらえると思います。
だって、圧縮した布団はそのままでは布団としての機能を発揮しないでしょ?
だから解凍するんです。
袋に空気を入れるだけで、ほら、元通り。
まあ、パソコンでは解凍ソフトが必要なのでそう簡単にはいきませんが。


★何故圧縮するのか
人は誰でも面倒な事は避けたいと思うでしょう。圧縮にしても同じこと。
最初、何故圧縮なんて面倒なことをするんだ、と思うのは当然です。

確かに解凍も圧縮も面倒といえば面倒です。
ですが、皆さんが圧縮を使うのにはそれなりの意味があるのです。
主な意味は…


1.ファイルの容量が小さくなる

ネットでファイルを配布する時、大きなファイルはそれだけダウンロードに時間がかかります。
当然、公開する側もしかり、です。
ですから、配布するときには圧縮をするのです。
ファイルが小さければ時間も短縮、電話代もお徳です。
また、あまり使わない大きなファイルはハードディスクの容量を圧迫します。
そういうファイルは圧縮して保存しておきましょう。
使う時にだけ解凍すればハードディスクの容量も有効に使えるでしょう。


2.たくさんのファイルをひとまとめにする

これもネット配布のときのことです。
パソコンのソフトは大抵たくさんのファイルから出来ています。
それらのファイルの一つでも欠けると、最悪そのソフトは動きません。
ですから、一つに圧縮して全部まとめてダウンロードしてもらうのです。


3.他人に見られたくないファイルを保存する

一部の圧縮形式に見られる「パスワード」を使い、
自分以外の人にファイルを見られないようにすることが出来ます。
パスワードを知らないと解凍できません。
ですから複数の人が使うパソコンに秘密のものを置いておくのに便利です。


なんてところでしょうか。
とにかく圧縮は色々便利ですし、ダウンロードする側にも利点が多いのです。


★実践!解凍してみよう!
解凍には解凍ソフトが必要です。早速ダウンロードしてみましょう。
…あれ、変ですね。圧縮ソフトも圧縮ファイルで配布されていますよね。
では最初はどうやって解凍すれば良いのでしょうか?
…大丈夫です。大抵の解凍ソフトは「自己解凍書庫」で配布されています。

「自己解凍書庫」とは、文字通り自力で解凍が出来る書庫(=圧縮ファイルのことをこう呼ぶ)のことです。
布団圧縮のアレに小さな空気挿入機がついてるといった感じです。
その分ファイルは大きくなりますが、誰でも解凍できるのが強みです。
一方、exeファイルということで色々面倒な点もありますが…。

安心した所で、解凍ソフトをダウンロードしましょう。
ネット上にはたくさんの解凍ソフトが有ります。
ここではユーザーの段階に分けてお奨めのソフトを紹介します。


1.ネット初心者&パソコン初心者でも手軽に解凍できるソフト

たけちん氏の「Lhasa(らさ)」です。今でも使っている方は多いと思います。
大抵の解凍ソフトは、設定が面倒だったり、
本体だけでは解凍できなかったりします(別途で「DLLファイル」というものが必要だったりする)。
が、このソフトは違います。
LZH圧縮とZIP圧縮という、ネット上で一番頻繁に見かける圧縮形式のファイルが
このソフト単体で解凍出来ます。
また、インストールも操作も実に簡単です。

誰でも扱える解凍ソフトといえばLhasaでしょう。
DLはたけちんさんのところで。

2.Lhasaよりも多くの圧縮形式のファイルをを解凍できるソフトが欲しくなったら

Lhasaは手軽で簡単です。
しかし解凍出来る圧縮形式がLZHというのとZIPというのだけです。
普段はこれでもあまり困らないのですが、長いことネットをしていると
たま〜に変な圧縮形式のファイルを見かける事があると思います。

そんな時には「eo(イオ)」です。
Lhasaと同じぐらい使いやすく、その上多数の圧縮形式に対応しています。
さらに、それらの解凍が全部本体だけで出来てしまうのです。
別途DLLなどといった面倒なものは要りません。
初期設定も中々に簡単です。ヘルプも分かりやすく初心者でも大丈夫なほどです。
eoのDLはBEAMbitiousです。

3.そろそろパソコンにも慣れてきたし解凍だけじゃなくて圧縮も、とお考えのあなたへ

慣れてきたなら「RarUty(らるち〜)」がお奨めです。
起動にはVisualBasic6.0ランタイムというものが必要で、
さらに別途でDLLファイル(形式毎に存在。これが無いとその形式は解凍できない)が必要な為、
上記の二つよりは使い勝手があまり良くない感じがしますが、
このソフトは一つで圧縮・解凍・分割ファイルの結合等をこなしてしまう万能ソフトなのです。

DLLファイルは別途で用意しなければいけませんが、
すべてのDLLを用意するとかなりの数の圧縮形式に対応します。
さらにマウスだけの簡単操作で圧縮ファイルが作れます。
他にも役立つ機能が色々入ってます。

復元プロジェクトにてDLできます。


これで圧縮・解凍についての初心者向け説明は終わりです。
あとは各自で研究して、自分にあったソフト、圧縮形式を研究してみてください。


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